長期保存に適したデジタルデータの保管場所とは

スマホにそのまま保存しても消えてしまう可能性がある

写真のデジタルデータを長期間保存した場合、どのような保存方法、保管場所がおすすめといえるでしょうか。スマホで撮影した写真なら、そのままスマホに残しておけばいいと考える人は多いでしょう。しかし、スマホに内蔵、あるいは外付けされているメモリには寿命があるので、時間が経つと写真を盛られなくなってしまう可能性も十分あります。したがって、デジタルデータの保存場所を考えるのはとても重要なことです。
まず、長期間の保存に向いている保管場所としてクラウドが挙げられます。クラウドのストレージサービスは冗長化と呼ばれる多重バックアップを行っており、アクシデントで機械が壊れてもデータが失われにくい設計になっています。

クラウドサービスはいつか終了してしまうことがあり得る

クラウドのストレージサービスの問題点はサービスが終了してしまう可能性があるという点です。その場合、アップロードした画像データは消えてしまうので、その前にダウンロードして別の場所に保存しなければなりません。
では、自分で外付けのハードディスクやDVD-Rなどを用意し、そこに保存するのはどうでしょうか。これらの保存媒体で長期保存できるかはある意味、運次第といえます。DVD-Rの場合、傷がついたり記録面を太陽に晒しただけでデータが読み込めなくなる可能性があるからです。したがって保管場所や保管方法には気を遣うべきでしょう。たとえば、高温多湿の場所を避ける、外付けハードディスクなら定期的に通電するといったことが必要です。